普段何気なく楽しんでいるコーヒーですが、ふと疑問に思うことはありませんか?知っているようで知らないコーヒーを基本からご紹介します。
コーヒーの豆知識
「コーヒー」と「コーヒー飲料」の違い
自動販売機やコンビニで買ったコーヒーを見てみると「コーヒー」、「コーヒー飲料」、「清涼飲料水」と3つに分かれていることがあります。
このコーヒーの分類は、「生豆の含有量」によって変わってきます。
コーヒー
コーヒー100gの製品中に生豆換算5.0g以上
コーヒーの分類の中で、一番生豆含有量が多いものです。
コーヒー飲料
コーヒー100gの製品中に生豆換算2.5g以上5.0g未満
清涼飲料水
コーヒー100gの製品中に生豆換算1.0g以上2.5g未満
カフェインレスコーヒーなどもこちらに含まれてきます。
また、乳固形物が3%以上含まれていると、生豆の量に関わらず「乳飲料」という表記になります。
そのため、カフェオレなどは表記が乳飲料のものがあります。
コーヒーの種類
ブレンドコーヒー
ブレンドコーヒーは、「複数のブランドのコーヒー豆を配合して作るコーヒー」のことをいいます。
コーヒー豆のブランドや焙煎度合いによって、コーヒーの風味や酸味は変化します。こうしたコーヒー豆の個性をバランス良く組み合わせると、それぞれの豆の特徴を活かしたコーヒーを作ることが可能です。
またブレンドコーヒーとは反対にひとつの産地のコーヒー豆で作るコーヒーのことを、「ストレートコーヒー」といいます。
ストレートコーヒーは、コーヒー豆の特長を強く感じられるため、ブレンドコーヒーよりも豆の違いをくっきりと味わえます。
アメリカンコーヒー
アメリカンコーヒーは、「浅煎りで焙煎したコーヒー豆でいれたコーヒー」のことです。
浅煎りのコーヒー豆は焙煎の時間が短いため色が薄く、コクや苦みがマイルドで酸味がやや強めですが、軽やかな味わいはゴクゴクと飲めるのが特徴です。
「アメリカン」と称されることもありますが、「アメリカーノ」とは別のコーヒーです。
アメリカーノ
アメリカーノは、「エスプレッソにお湯を加えて、コーヒーを薄めた飲み物」のことをいいます。
通常のエスプレッソよりも、お湯を加えた分苦みが薄まりマイルドになります。
また、エスプレッソ自体の味が濃いためドリップコーヒーと同じくらいの濃さのコーヒーになります。
口当たりがしっかりとしていて、コーヒーの風味もしっかりめに感じられるのが特徴です。
エスプレッソ
エスプレッソは、「コーヒー豆に圧力をかけて抽出したコーヒー」です。
エスプレッソの発祥地であるイタリアでは「急行」を語源とし、圧力をかけたお湯で急速に抽出することから名付けられたといわれています。
エスプレッソは短時間で一気に抽出するので、コーヒーの雑味成分が溶け出さず旨味が凝縮しているのが特徴です
イタリアやフランスでは、コーヒーといえばエスプレッソといわれるほど一般的に飲まれており、日本でも最近ではポピュラーになりつつあります。
ちなみに、ドリップ抽出したコーヒーにホットミルクを加えたものが「カフェオレ」、
エスプレッソ抽出したコーヒーにフォームミルクを加えたものが「カフェラテ」、
エスプレッソ抽出したコーヒーにフォームミルクとホットミルクを加えたものが「カプチーノ」呼ばれています。
ウインナーコーヒー(ウィンナーコーヒー)とは?
ウインナーコーヒーは「コーヒーに砂糖を入れその上に生クリームを乗せた飲み物」のことです。
ウインナーコーヒーの「ウィンナー」は、オーストリアの首都ウィーンのことを指していて、「ウィーン風のコーヒー」と言う意味から、ウインナーコーヒーと呼ばれるようになりました。
ちなみに、こういったコーヒーの呼び方は、日本特有の呼び方なので、現地では注文しても通じませんのでご注意ください。
ウインナーコーヒーの飲み方は、混ぜずに残すことでそれぞれの良さを引き出すことができると考えられています。
そのため、砂糖や生クリームを混ぜないのが一般的な飲み方とされています。
ウインナー・コーヒーを飲むと
- コーヒーの苦味を感じる。
- クリームがコーヒーに溶け、甘味とまろやかさが混ざり合う
- コーヒーの底に残る砂糖の甘さが感じられる。
このように混ぜずに残すことで、1杯で3度楽しめるコーヒーと言えます。
まとめ
今回はコーヒーの基本情報と種類について紹介しました!
コーヒー豆はブランドや淹れ方が違うだけで、味わいや酸味が全く別物に変化します。
飲み比べのように、様々なブレンドを楽しんでみて、お気に入りのコーヒーを見つけてください。