健康のためやダイエットのためなど、運動を始める理由は様々ですが、どのくらい運動すればいいのか、あまり分かっていない方も多いのではないでしょうか?
今回はそんな方のために、どのくらいの運動量が適切か、運動のメリットとデメリットなどをまとめてみました。
適度な運動とは?
運動が好きな人もいれば、苦手な人もいます。また、体格の良い方や代謝の良い方によっても適度な運動というのは変わっていきます。
今回は一般的に、適度な運動量と言われている量を基準に考えていきましょう!
運動量
一般的に、適度な運動量というのは「息が弾み、汗をかく程度の運動」を1週間で60分行うことと言われています。
週休2日の方なら、休みの日の朝は30分ジョギングに出かけてみましょう!
また、平日10分だけでも目標は達成できるので、動画などを見ながらどこかの時間を10分だけ運動に費やしてみてもいいのではないでしょうか。
日常生活でも「階段を使う」や「早歩きをする」といった少しの工夫で運動不足を解消できると言われています。
運動は、習慣化することが一番大変だと言われています。
そのため、全く運動習慣が無い方が、いきなり運動を始めるとすぐ挫折してしまう可能性が高いです。
まずは、お風呂上りに体の柔軟を行うなど、体を動かす習慣をつけていき、徐々に運動に対するハードルを下げられるようにしていきましょう!
運動のメリット
生活習慣病予防
運動不足になると、内臓脂肪が蓄積してメタボリックシンドロームになり、高血圧や糖尿病、高尿酸血症、脂質異常症などの生活習慣病を発症しやすくなると言われています。
そのため、有酸素運動を習慣的に行い、食べ物から摂取したエネルギーと運動により消費したエネルギーのバランスがよく保たれていることが重要です。
適度な運動を行うことにより、このエネルギーのバランスが保たれるため、メタボリックシンドロームになりにくくなり、生活習慣病も発症しにくくなります。
見た目も若々しくなる
加齢による筋肉の自然な減少は「サルコペニア」と呼ばれ、高齢者にとって深刻な問題です。
しかし筋肉は骨とは違って、年齢を重ねてもトレーニングを行えば、その分増やすことができる組織です。そのため、継続的な運動が必要になってきます。
また、運動中および運動後は全身の筋肉を使用しているため、肌に張りが出てきます。
さらに、プロポーションも改善されてスタイルが良くなるため、運動すると見た目も若返ると言われています。
気分転換になる
日々の生活の中で、多かれ少なかれストレスは蓄積してしまいます。そのため、ストレスを溜めこんでしまわずに解消することが大切です。
適度な運動をすると、
- 気分が明るくなる
- ストレスが発散できる
- 不安感や疲労感が減る
- 意欲や自信が持てる
といった生活面で心への効果があります。
また運動をすると、気分を高めるエンドルフィンという脳内物質が放出されるので、悩みから気を紛らわすのにも役立つと言われています。
運動のデメリット
運動を行うデメリットというのはあまり存在しませんが、しないほうが良い時間帯などがあります。
起床直後
起床後すぐに運動を始めるのはオススメされていません。理由としては、空腹状態の為、貧血やめまいを起こしてしまう可能性があるからです。
また、急な運動は血管内を傷つけてしまう恐れがあり、最悪の場合は血管事故につながる恐れもあります。
そのため、起床後は軽食をとり、準備運動をしっかり行った後に運動することをオススメします!
就寝直前
就寝直前に運動をすると、交感神経が活性化してしまい、寝れなくなるからです。
これは、就寝前にお風呂に浸からないほうがいいのと同じ理由ですね。
もし、夜にしか運動する時間が取れない場合は、軽い筋トレやストレッチなどの運動にとどめておいた方が無難でしょう。
まとめ
適切な運動量は週60分ですが、もし時間が取れない場合は、早く歩く、階段を使う、いつもより歩く時間を増やすなど、日常の中で工夫してみてください。
また、運動することによって疲れにくくなるため、毎日疲れてしまう人は頑張って運動を取り入れてみると、いずれ疲れにくくなるかもしれません。