サラダにかけることで、青臭い生野菜でも美味しく食べることができるドレッシング。以前は、塩分が多いことや添加物が気になるという方が多かったのですが、最近ではノンオイルや減塩など健康面にも配慮したものもたくさん出てきました。
そんなドレッシングの豆知識を知ることで、もっとおいしくドレッシングを味わいましょう!
ドレッシングの秘密
サラダの歴史
ドレッシングの相棒であるサラダについても少し見ていきましょう。
サラダは古代ローマの時点ですでに食べられており、塩で味付けをしたものでしたが、腸の働きを整えると思われていたので、「薬」のような扱いだったそうです。
しかし、古代ローマが崩壊後「生野菜は体に悪い」という風潮が生まれ、一定期間生野菜を食べる習慣が無くなりました。
その後、野菜の栽培に適したイタリアで食べられるようになり、これまでのイメージを払拭していきました。
日本に伝ってきたのは、明治時代と意外と新しく、これまで日本で野菜を食べる際は、漬物にしていましたが、この機会を機に生野菜を食べるようになりました。
ドレッシングとは
「ドレッシング」とは、植物油、お酢またはかんきつ類の果汁を主な原料として、塩、砂糖、ハーブ、香辛料などを混ぜ合わせ調味した、主にサラダなどに使われる調味料です。
ドレッシングは油の乳化状態によって3つに区分されます。
- 半固体状ドレッシング(マヨネーズなど)
- 乳化液状ドレッシング(シーザーなど)
- 分離液状ドレッシング(オリーブオイルなど)
ドレッシングの豆知識
ドレッシングの語源
ドレッシングの語源は、「ドレス(dress)」という単語から生まれています。
「着せる」や「飾る」を意味するdressから生まれたもので、ドレッシングを直訳すると「サラダを着飾るもの」という意味合いになり、サラダドレッシングと呼ばれるようになりました。
ドレッシングは英語で綴ると「dressing」となります。
ドレッシングの日(8月24日)
野菜の日は名前の通り、8月31日と決められています。
ドレッシングも最近制定されまして「野菜にかける」という意味で、8×3×1=24なので8月24日となりました。
この日は、ちょうど野菜の日の1週間前なので、カレンダー上で見ると野菜の上にドレッシングがあるように見えると好評です。
シーザーとは?
シーザーサラダは、レタスなどの野菜の上にベーコンやマヨネーズ、卵、にんにくなどが合わさったサラダで、チーズの風味とマヨネーズのコクのある味わいから、好きな方は多いのではないでしょうか。
そんなシーザーサラダの「シーザー」はどこから来ているのでしょうか?
シーザーについては様々な説がありますが、
メキシコの「ティファナ」という町のレストランで働いていた「シーザー・カーディーニ」というアメリカ人が、残り物のレタスやチーズをかきあつめて作ったサラダだという説が濃厚です。
そのときに作ったサラダが、シーザーサラダと呼ばれるようになり、シーザーサラダが瞬く間に広まっていったそうです。
まとめ
ドレッシングの由来や豆知識、サラダの歴史など、普段気にならないようなことをご紹介いたしました。
今のドレッシングは、健康に気を使っているものが多いので、ドレッシングが苦手という方でもきっと気に入るものが見つかると思いますよ。