しじみと肝臓の関係

しじみと肝臓の関係

しじみはよく「肝臓の機能を助ける」と言われており、飲み会の後や二日酔いの朝などに摂取する方は多いのではないでしょうか。

しかし、しじみの何が肝機能を補助しているのか知っている方は少ないと思います。

そこで今回は、しじみと肝臓の関係についておさらいしていきましょう!

しじみと肝臓の関係

しじみとは?

しじみ(蜆)は、淡水域や汽水域に生息している、小型の二枚貝です。

小型の二枚貝なので、他の二枚貝と比べて「縮んでいる」という理由から「しじみ」になったという説があります。

あさりと並んで、味噌汁の具としてよく使われている貝であり、他にも佃煮などで食べる機会があるのではないでしょうか。

肝機能に効く成分とは?

しじみが持っている豊富な栄養素といえば、「ビタミンB12」や「アラニン」、「タウリン」、「オルニチン」と言った成分が挙げられます。

では、これらのうちどれが肝臓に良い成分なのでしょうか。

 

ビタミンB12

ビタミンB12は、血液及び神経細胞を健康に保つ効果があり、さらに貧血の予防にもつながっているとされています。

100gあたりに含まれているビタミンB12の量は、しろさけが1番多く、しじみは2番目となっています。

アラニン

アラニンは、筋肉や内臓を構成している細胞に必要なアミノ酸の一種です。

アラニンは肝臓で生成され、タンパク質があると十分な量を生成できることから、非必須アミノ酸とされています。

効果としては、エネルギーの材料やアルコールの代謝などが知られています。

100gあたりでは「しじみ」よりも「はまぐり」のほうが1.5倍ほどの量を摂取することができます。

タウリン

タウリンは、胆汁酸と結びつくことでコレステロールを消費することや、心臓や肝臓の機能を高めるといったさまざまな効果があると言われています。

100gあたりでは、牡蛎やほたての方がしじみより多くなっています。

オルニチン

オルニチンは、遊離アミノ酸の一種で、血液中に入って循環しています。

オルニチンが肝臓に入ると、アンモニアを分解する経路の促進を手伝うことが知られています。

また、100g中あたりでは、しじみが一番多くのオルニチンを含んでいるため、このオルニチンが肝機能に良いとされるしじみの秘密である可能性が高いです。

まとめ

今回は、しじみと肝臓の関係についてご紹介いたしました。ビタミンB12やタウリンなどはしじみよりも多い食材がありましたが、オルニチンは圧倒的にしじみが多かったです。

今では、しじみエキスを凝縮したものも販売されているので、ぜひ肝臓に気を使う際は摂ってみてもいいのではないでしょうか。

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