仕事やプライベートで活用されている「腕時計」。
この腕時計ですが、意外と知らないことが多いのではないでしょうか?
今回は、腕時計のことについておさらいしていきましょう!
腕時計の豆知識
腕時計の歴史
1700年代から使われるようになった懐中時計は、貴族や王族などが主に使用していたため、ポケットに入っている時計はあまり不便に思っていませんでした。
また、1806年に最初の腕時計が作られましたが、不格好であり、時計もまだ大きかったため、一般の人々には浸透しませんでした。
その後、腕時計が流行したのは戦争が原因と言われています。
砲撃の瞬間や作戦の決行などのため、正確な時間が必須であり、出し入れしなければならない懐中時計より、すぐ確認できる腕時計の方が理にかなってるので、軍の支給により大量生産されました。
その後、オメガが1900年に腕時計を商品化し、腕時計の先駆けとなりました。しかし、皮ベルトを付けただけの武骨な腕時計だったため、依然として懐中時計が人気を持っていました。
1911年にカルティエが発売したのが「サントス」という腕時計です。これは富豪に依頼されて製作した腕時計だったのですが、デザインの良さから人気が出たので販売していったようです。
その後、第一次世界大戦が始まり、腕時計が大量生産されていったことから、懐中時計よりも腕時計の方が人気を持つようになっていきました。
時計の種類
腕時計は大きく分けると、「機械式」「クォーツ式」「ソーラー式」の3種類に分けられます。
機械式
機械式は、盤の右についている竜頭を少しゼンマイを巻くことで、40時間ほど動かすことができます。
また、機械式の魅力は、精巧な作りにあります。歯車を大量に時計の中で
くみ合わせている為、最初は高額でした。
クオ-ツ式
クオーツは、水晶振動子を使用して時間を数えている時計のことを言います。
使用している水晶は圧電体の一種であり、交流電圧をかけると規則的に振動するので、振動を1ヘルツの周波数の信号へ変換し、周波数で電磁石を駆動して針を動かしています。
クオーツは誤差が少ないのが特徴で、精巧なものになると年間で数秒の誤差しか生まれないんだとか。
ソーラー式
ソーラー時計は、電池の使わない時計で人気のある種類です。
値段もそこまで高くなく、電池交換を頻繁にするわけでは無いので、防水機能等を維持し続けることができます。
デメリットとしては、一度止まってしまうと、蓄電池交換になるのでメーカーへ持っていくしかなく、交換に時間がかかってしまうことです。
特殊な機能
現在発売されている腕時計には、様々な機能が付いています。
- カレンダー機能
- ムーンフェイズ機能
- 計測機能
- 潜水機能
- 他時刻表示機能
- GPS機能
- 電波機能
などがあり、アウトドア用やスポーツ用など用途によって使い分けることができます。
まとめ
今回は、腕時計の歴史などを紹介しました。
今では、スマートウォッチなど腕時計の概念を覆すようなものも出ているので、今後の腕時計の変化には注目です。