匂いは人の印象を大きく変えてくれます。
また香水を使うことで、何気ない1日でも新しい気持ちで過ごすことができます。
そんな香水についての豆知識をご紹介します。
香水の豆知識
香水とは?
香水は、香料をアルコールなどの溶剤に溶かしたもので、香りを楽しむことができます。
アルコールを使用しているため、揮発することで香りを高めているようです。また、体臭と合うように設計されているため、揮発の時間や汗、湿度などによって感じる香りは変わってきます。
香料の歴史は古く、古代エジプト人が王を弔うために香を焚いて神にささげていたと言われています。
日本でも、香りが強い線香を焚くのはこの名残なのかもしれません。
中世のヨーロッパでは、風呂に入ると病気になりやすくなると言われていたため、体臭を消す目的で香水が使用されていました。
この頃から、現在のような香りの香水が使われていたとされています。
香水の変化
香水はアルコールを含んでいるため、揮発性が高いです。
そのため、香料の濃度が変わり、時間経過とともに香りが変化していきます。
・トップノート
トップノートは、香水を付けてすぐの5~10分の間の香りのことを言います。主に揮発性の高い成分の香りがするため、柑橘系のさっぱりした香りが印象的です。
・ミドルノート
ミドルノートは、30分~2時間ほどまでの香りのことを言います。
その香水の魅力が最も高まる時間で、調香師がイメージしていた香りと言えます。
揮発性の低い成分で、花の香りが多いです。
・ラストノート
ラストノートは、2時間以降の香りで、体臭と混ざり人それぞれの香りになります。
ムスクやアンバーと言った比較的残りやすい香りがするものが多いです。
香水の種類
香水は、香料の濃度(賦香率)によって大まかに4種類に分類されます。
- オードコロン
最も賦香率が低く、2%~5%程です。
2時間ほどで香りが無くなってしまいますが、手軽に楽しめる香水で、男女問わず人気の種類です。
- オードトワレ
賦香率が5~10%の香水です。
3時間ほど香りが持ち、外出をする際に手軽に使用できるので、1つは持っていてもよいかもしれません。時間差
男性は体臭が強いため、オードトワレの物が多くなっています。
- オードパルファム
賦香率が10~15%と少し高めの香水です。
香りも5時間ほど持つため、デートの際には最適です。
香りが強いので、1プッシュ以上付けてしまうと逆効果になってしまうこともあり、注意が必要です。
- パルファム
賦香率が15~25%と香りが強い香水です。
香りも半日持つため、1日出かける際は付けなおしをしなくても十分持ちます。
香りに深みがあるため、香りの変化を十分楽しむことができます。
いつも通り付けてしまうと強い香りですが、下半身に付けるとさりげない香りにすることができます。
まとめ
今回は、香水についてご紹介しました。
香水にも種類がたくさんあり、何を選べばわからないという場合は、使いたい場面によって選択しを絞ってみてください。
また、香水以外にもヘアミストや柔軟剤、ファブリックミストなどを使用することでいい香りを纏うことができるので、自分の好きな香りを纏ってみましょう!