普段何気なく使っている「紙」ですが、普段見かける紙にも種類があります。
種類分けされている紙は、何が違うのでしょうか?
今回はこの紙違いを見ていきましょう!
紙とは?
紙は、植物の繊維を利用しており、顕微鏡などで見てみると繊維が複雑に絡み合った構造をしています。
ちなみに、紙の材料表示でよく見かける「パルプ」とはこの繊維のことを差します。
紙には、新しく作られたものと古紙のリサイクルで作られたものがあります。
新しく作られたものは、白い色をしていて繊維がしっかりしているのが特徴です。
また、古紙を利用したものはどうしてもクリーム色のような色になってしまい、真っ白の紙を作ることはできないようです。
また、古紙を使用した方が安くなると思われがちですが、古紙を使うとリサイクルにコストを使ってしまうので、あまり値段は変わらないようです。
和紙
紙の違いはいくつかありますが、一番の違いは繊維です。
和紙は長く太い繊維を使用しているため、破れにくく丈夫な仕様になっています。
しかし、繊維の間に炭素が入りにくいので鉛筆などでは文字が書きにくくなっています。
ちなみに、和紙は破れにくい特徴を活かして、紙幣などに使用されています。
身近なものでは、障子や提灯に使用されています。
洋紙
洋紙は短く細かい繊維を利用しているため、切りやすく文字も書きやすいです。
その加工のしやすさから大量生産に向いており、普段使われている紙のほとんどは洋紙が使われています。
インクの乗りもよく、コピー機などでは重宝されています。
板紙
あまりなじみのない板紙ですが、段ボールや箱など身近な部分で使用されています。
板紙の特徴は、その丈夫さです。
板紙は、繊維を何層にも重ねた構造をしており、古紙を利用して作られているものがほとんどです。
価格が少し高いのがデメリットとして挙げられます。
まとめ
今回は、紙の違いについてご紹介しました。
紙は、私たちの生活に必須なものですが、違いを知らなかったという方も多いのではないでしょうか?
紙は植物の繊維を使用しているので、植物を減らさないためにも紙を大切に使いましょう!