アイロンには「ドライアイロン」と「スチームアイロン」があるのはご存じですか?
この2つはどのようなときに使い分けたらいいのでしょうか。
それぞれの特徴を見ながら考えていきましょう。
ドライアイロンとは?
ドライアイロンは、昔からなじみの深いアイロンで、一度は使ったことがあるのではないでしょうか。
ドライアイロンは、熱と重さでシワを伸ばすので生地をしっかりと伸ばしたいときに使用します。
そのため、ワイシャツのしわ伸ばしやハンカチなど、パリッとさせたいものにオススメです。
しかし、高温になるため使用する素材には注意が必要です。
一般的に、ドライアイロンは「綿」「麻」「ポリエステル」といった合成繊維の素材に向いています。
最近ではコードレスの物も多いアイロンですが、ドライアイロンは高温を維持するため、コードがある製品の方がゆっくりかけることができるでしょう。
ドライアイロンのメリット
ドライアイロンは昔から使われているため使いやすく、安価なものが多いです。
また、着る前に気になるしわを伸ばすことができるので、使い勝手の良さもメリットの1つです。
ドライアイロンのデメリット
ドライアイロンは重さを使うので、ハンガーにかけたままかけることができません。
そのため、アイロン台が必要になってきます。
また、素材を確認しないでかけると最悪の場合、洋服を溶かしてしまう恐れがあります。
目安としては
綿・麻:180~200℃
シルク:140~160℃
化学繊維:90~110℃
と言われています。
スチームアイロンとは?
スチームアイロンは、高温のスチーム(水蒸気)を使ってしわを伸ばす方法のアイロンです。
押すわけでは無いので、ふんわりさせたいニットやマフラーにオススメです。
また、高温のスチームを使用することで殺菌や消毒、消臭などの効果が期待できます。
また、ドライでは熱すぎてかけられない素材の物もかけられるため、幅広く使用することができます。
スチームアイロンのメリット
スチームアイロンは、ウール素材など起毛性のある素材のしわ伸ばしにオススメです。
また、ハンガーにかけたままかけることができるので、アイロン台もいらず手軽にアイロンをかけることができます。
折り目を付けたいスラックスやスカートなどには、当て布を使うことで綺麗な折り目を付けることができます。
スチームアイロンのデメリット
スチームアイロンはしわを伸ばすことはできますが、パリっとさせることができないので、きっちり伸ばしたい場合には向いていません。
また、アイロンを使用した後は内部の水を抜くなど手入れが少し大変という点もデメリットです。
まとめ
今回は、アイロンについてご紹介しました。
アイロンをかけることは面倒ですが、見た目は人の印象を左右する大事なものなので、ぜひ洋服にはアイロンをかけておくことをオススメします。
アイロンをかける素材には注意してかけましょう!